建築 - ベテラン

所長としてのやりがいは、
若い頃の経験あってこそ。

体を動かす仕事をしたいと思い、この世界へ。 所長になった今はデスクワークや会議が多いですが、やはり現場の最終確認は私の仕事。ヘルメットをかぶって現場を動きまわる日常は変わりません。現在任されている現場は80部屋のマンションで、予算規模は10数億円。これまでに経験した中でも規模の大きい仕事であり、着工までの準備段階からすでに大変なことが多かったのですが、これを自分の手腕で動かすことが醍醐味なのです。

所長としてプロジェクトの全責任を担うようになったのは入社10年目の頃。最初の仕事では協力会社との数々の取り決めや予算の配分、人の配置やスケジュールの立て方などに神経を使い、「自分が間違えていたら、全員が間違えたまま工程が進んでしまう」という緊張の中で頑張りました。今となっては「やり遂げて良かった」と思える思い出であり、「誰にとってもこのような時期が必要なもの」と思います。現在の若手社員たちもそれぞれに頑張っていますが、彼らにそういう時期が来たときには、その後の自分の糧にできるよう前向きに取り組んで欲しいと思いますね。

施主からの要望、会社からの期待、業者との連携など、所長が抱える課題はさまざまですが、それだけに無事に引き渡しが済むとホッとします。あるマンションの建設現場では、施主担当者と頻繁に行う会議を通して親交を深めたおかげで、引き渡しから10年以上を経た現在も家族ぐるみのお付き合いが続いています。こうしたコミュニケーション力も、工程全体を円滑に進めるためには必要であり、大切なことです。

多くの新人を教えてきましたが、建築への興味とやる気さえあれば、基礎知識の有無はその後の成長に全く関係がないと感じます。分からないことは上司や先輩、協力会社にもどんどん質問して吸収すればいい。私は飲みながら話を聞くこともありますよ。この業界も昔とは違い、年功序列ではなく完全な実力主義になりました。誰にでもチャンスがあるのだから、一つひとつの現場でたくさんのことを学び、着実に成長してほしいです。

池田 実
建築本部 作業所長
1992年入社 東海大学工学部土木工学科卒
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